調査会社の信用基準

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バックグラウンドチェックを採用時に行う会社は、大抵調査会社に調査を依頼しているようです。素人が慣れない調査をするより「餅は餅屋」というように専門家に任せた方がスピーディで効率が良いのが現状なのでしょう。中には採用後も社員を定期的にバックグラウンドチェックしている会社もあるようで、調査件数が多ければ社員で対応することはできないという理由もあるかもしれません。
ただ、調査会社を選ぶ際には注意が必要です。「○○という人について調べてください」と依頼したところ、多額の借金があったことが発覚したとします。悪徳な調査会社なら、依頼主に報告せずに「採用試験を受けている会社に知られたくなかったら口止め料を」などと脅すかもしれません。そんな極端な例は少ないかもしれませんが、「調査確認済」とされたものが、実際には調査されずに嘘を報告されても、それが嘘なのかどうか判別することは素人には難しいと思われます。
どの調査会社を信用して選ぶかの基準は難しいですが、初めから一度にまとめて依頼してしまうのではなく、1件または数件依頼し、報告書などをよく確認して選ぶのが良さそうです。バックグラウンドチェックが行われる会社は増えていますが、個人への調査は世間ではまだ一般的だとは言えません。『あの人について聞かれたのだけど、何か問題でもあるのでは?』と調査自体が悪い評判にも繋がりかねません。個人情報の保護が叫ばれる今、調査対象人に対して不利益となるような調査が行われないよう、調査会社も用心深く選ぶ必要がありそうです。

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退職理由のいろいろ

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最も円満な退職理由と言えば「定年」と言えるでしょう。とは言え、最近では以前は65歳であった定年が60歳に引き下げられたり、退職後に嘱託社員として同じ仕事を続けるものの給与が大幅に減少するなど円満とは言い切れない定年退職もあるのかもしれません。自己都合退職の退職理由は様々で、身内に病人が出て介護が必要になった、結婚に伴い転居することになったなどといった「家庭の事情」や、上司とどうしても合わないという「人間関係」、もっとステップアップした仕事がしたい「キャリアアップ」、残業を減らして趣味の時間を持ちたいなどといった「労働環境」といった理由が挙げられます。
ただ、会社側にオフィシャルに伝える退職理由と実際の退職理由は全く同じであるとは限りません。上司に対して「あなたが嫌だったから辞める」とは言いにくいものですし、転職先の会社から採用の際にバックグラウンドチェックが行われた際、喧嘩別れのような退職をしてしまった場合に悪い評判が伝わる恐れもあります。会社が人を減らして人件費を削らなければ存続が危うくなる時に行われる「リストラ」や「人員整理」は会社都合による退職となります。会社が会社都合により解雇する場合には、人員削減の必要性や、解雇を回避する努力をしたか、合理的な基準で解雇となる対象者を選んだか、説明をきちんと行い手続きを適正にしたかなどといったチェック項目を満たす必要があります。
また、会社都合により退職する人を募る際に、申し出た人に退職金を加増する早期優遇退職もあり、「いずれ辞めるなら退職金の多いうちに」と退職する方もいるようです。

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面接時の失敗談や成功談

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面接は書類選考後のステップのことが多く、面接に進むということは学歴や経歴で一定の評価を得たと考えて良いでしょう。だからこそ、寝坊や場所を間違えて遅刻したり、服装の乱れや寝癖など面接以前の理由で不合格になることは勿体ないと言えます。途中で思わぬ事故に遭遇して移動に時間がかかるかもしれません。それを面接で「思わぬ事故にあったので遅刻は致し方ない」などと弁明していては採用は望めません。面接では自分と言う人間を知ってもらう場ですが「取り繕った自分を見せても仕方がない」と準備をしないのは考え物です。面接を受ける会社の情報をなるべく多く集め、どんな人材を探しているのかを把握しておきましょう。
大きな会社になればなるほど、面接官は多くの人との面接を行っており、どこかの面接ノウハウ本に書いてあるような答えは敬遠されることがあるようです。自分の言葉で内容をしっかり伝えられるよう、想定される質問にはある程度答えを準備しておくと安心して臨めます。受ける会社のサービスで一般でも利用できるものがあれば、事前に利用しておくのがお勧めです。例えば飲食店なら実際に食べに行ったりしておけば、話に重みも出そうです。
また、面接時には「他にどこか就職試験を受けている会社はありますか?」という質問もよく行われるようです。たくさんの会社を受けていた場合、正直に話してしまうと志望動機と矛盾してしまい『手当たりしだい受けている』印象を持たれてしまう恐れもあります。
「他にも受けていますが、○○という理由で御社が第一志望です。」などの返答を準備しておく方が良いようです。

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履歴書と職務経歴書を書くときのポイント

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履歴書も職務経歴書も事実を偽りなく記入するものであるため、基本的に内容は大きく変わるはずのないものですが、良い印象を持ってもらいやすいように工夫をすることは可能です。まず履歴書ですが、以前は手書きが主でしたが最近はパソコンで作製したものでも可とする会社が増えているようです。字に自信のある方なら手書きで字の綺麗さをアピールすることができますし、自信がない方ならパソコンで作製する方が無難かもしれません。
履歴書は様々なフォーマットがありますから、自分が記入しやすい項目が揃っている履歴書を面倒でも探すことをお勧めします。項目はなるべく全て埋めた方が良いですが、ミスが無いよう注意が必要です。
例えばフリガナとあればカタカナで、ふりがなとあれば平仮名で記入するなど細かな部分もきちんとチェックしましょう。連絡先には自宅だけでなく携帯電話やアドレスを書いておくとベターです。資格欄には取得済の資格はもちろん、具体的に勉強中の資格があれば取得予定時期を添えてアピールしても良いでしょう。
職務経歴書はパソコンで作成されることが一般的なようです。字に自信があり履歴書を手書きにした方も、資料作成ができることのアピールとしてパソコンを使うのがお勧めです。
用紙はA4、採用担当者がファイリングすることを考えて余白を作り、読みやすく分かりやすいフォントや行間、レイアウト、言葉遣いを心がけましょう。また、履歴書と職務経歴書の年号と西暦を統一することも大切なポイントです。

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