会社はなぜリファレンスチェックを行うのか

中途採用者に対して企業が行うリファレンスチェックは、大きくは採用する側の企業のリスクを減らす為に行われています。大抵は役員や部長など、企業の戦略的に重要なポジションに就く人に対して行われますが、外資系の企業に於いてリファレンスチェックは極一般的なことと言われ、職種、職責に関わらず活用されています。リファレンスチェックは、応募者及び採用予定者が提出した職務経歴書に沿って行われますが、中には提出された書類(職務経歴書)や面接の内容とは大きくことなるケースもあるようです。特に退職理由が相違する場合には、社内でトラブルを抱えてたケースも多く、実は金銭不正により訴えられていたなんてケースもあるのです。内容によっては採用することで企業の信頼性を疑われることもあるのです。以前の職場で役員に就任していたとしても、辞任ではなく解任であったというケースもあります。解任理由によっても、採用する側の企業にとっては大きなリスクを抱えることになります。当然のことですが、採用する企業は、転職に至たる理由があることは承知していて、本人の言い分とは異なる点があったとしても理解されるケースもあります。そこでリファレンスチェック内容も職種やポジションによって異なります。能力面だけでなく、職場のでコミュニケーションスキルやコンプライアンスに重きを置く企業もあり、リファレンスチェックもそれぞれ方法と様々な角度から行われています。