会社はなぜリファレンスチェックを行うのか

中途採用者に対して企業が行うリファレンスチェックは、大きくは採用する側の企業のリスクを減らす為に行われています。大抵は役員や部長など、企業の戦略的に重要なポジションに就く人に対して行われますが、外資系の企業に於いてリファレンスチェックは極一般的なことと言われ、職種、職責に関わらず活用されています。リファレンスチェックは、応募者及び採用予定者が提出した職務経歴書に沿って行われますが、中には提出された書類(職務経歴書)や面接の内容とは大きくことなるケースもあるようです。特に退職理由が相違する場合には、社内でトラブルを抱えてたケースも多く、実は金銭不正により訴えられていたなんてケースもあるのです。内容によっては採用することで企業の信頼性を疑われることもあるのです。以前の職場で役員に就任していたとしても、辞任ではなく解任であったというケースもあります。解任理由によっても、採用する側の企業にとっては大きなリスクを抱えることになります。当然のことですが、採用する企業は、転職に至たる理由があることは承知していて、本人の言い分とは異なる点があったとしても理解されるケースもあります。そこでリファレンスチェック内容も職種やポジションによって異なります。能力面だけでなく、職場のでコミュニケーションスキルやコンプライアンスに重きを置く企業もあり、リファレンスチェックもそれぞれ方法と様々な角度から行われています。

リファレンスチェック

リファレンスチェックは、中途採用を行う際、採用を望む企業が応募者に対して行われるもので、最近では外資系企業においてリファレンスは一般的なものになっているようです。リファレンスは以前の職場の上司や同僚に対して、仕事ぶりや勤怠など職務経歴の紹介が行われます。中にはリファレンス対象が取引先になることもあるようで、社外からの厳しい評価が明らかになることもあるそうです。ただ、リファレンスの内容によって採否が決まるという訳ではないようです。採用する企業側によっては、リファレンスチェックによって得た情報はあくまで参考として、今後の配置やポジションに役立てているといった話を聞きます。参考にするポイントも企業や、採用予定者の就く役職や職種によっても異なり、必ずしも良い回答が聞かれなかったといって採用が見送られるとは限りません。何かしらの理由があって転職を希望するのは当然とのことといった見方をする企業が多いようです。職場で言い争いがあったとしても、その内容や対応の仕方を重要視することがほとんどで、揉めたことが全てマイナスになる訳ではなさそうです。仕事に熱心なあまり意見が合わなくなることは想定内とされますが、パワハラや暴力行為などナーバスにならざるを得ない話がでることもあるそうです。また、職務経歴書と実際の職責が大きく異なる場合には判断が難しくなり、信用性に響くことになるでしょう。希望していたポジションを見送られることになるかもしれませんので、職務経歴書は出来るだけ正確に、正直に書くほうがよいでしょう。中には横領など金銭不正が発覚し、実は前職から裁判されていたなんてケースもあり、外資系企業にかかわらずリファレンスを重要視する企業が増えているそうです。信用に重きを置く企業なら当然のことなのかもしれません。リファレンスチェックは企業にとってのリスクヘッジともの言えるでしょう。重要なポジションを任せるとなれば尚更です。今後益々リファレンスチェックを導入する企業が増えるそうです。
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転職活動での失敗談や成功談

転職活動を行うという場合「今の仕事に不満はないが、ステップアップしたい」という人もいるでしょうが、多くは今の仕事内容・待遇・対人関係などに不満があるため転職活動を行っていると考えられます。
不満がある分早く辞めてしまいたい気持ちがあり、退職してしまった方が転職活動を行ううえでも時間に自由ができると、次の就職先が決まる前に退職してしまう人も多いようです。
辞めてしまうからといって、不満をぶちまけて退職してしまうと、後ほど応募先の会社からバックグラウンドチェックが入り、自分の評価を下げてしまうかもしれませんから、止む終えず退職する時も後に残る人への配慮をきちんと行うことが大切です。
ただ、自己都合で会社を辞めた場合には雇用保険の失業給付金も3ヶ月間は受け取ることができません。さらに、国民健康保険と国民年金になるため、自己負担は増えることになります。
金銭的な不安があると自分の希望を曲げても採用してくれる会社に飛びついてしまいがちです。もし、入社して不満があれば転職数が増えることになりかねず、その先の転職活動に不利になるかもしれません。
応募先の会社が採用の際にバックグラウンドチェックを行っている場合も、まだ前会社に在籍している場合は配慮してくれることもあるそうです。
また、応募先を一社に絞らないことも大切だそうです。一社に全気力を集中し、不採用ならまた次の一社に…という流れでは時間を大幅にロスしてしまいます。数社受けることで面接の受け答えもスムーズに、落ち着いて望むこともできるでしょう。

履歴書に嘘を書くことは犯罪か

会社に採用されようと応募するとき、少しでも自分をより良く見せたいがために履歴書に嘘を書き、後日それが発覚した場合に犯罪となるのでしょうか?イメージ的には私文書偽造や詐欺などに問われそうですが、実際には嘘を書いて提出した事自体では犯罪にはならないそうです。
ただし、会社には就業規則があり、履歴書に虚偽があった場合には何らかのペナルティが課せられる可能性があります。そのペナルティについては法律上明確な基準はありませんが、虚偽の度合いや仕事への影響によって内容が変わってくるようです。
例えば正社員として働いていたと記載していたのに実際はアルバイトであった、でも仕事内容としては偽りはなかった…といった事案の場合には厳重注意で済むかもしれません。一方で、医師免許を実際には取得していないのに持っていると偽って採用されていた事案なら即解雇になるでしょう。
履歴書の虚偽により、会社側が何らかの不利益を被った場合には損害賠償を請求される可能性もあります。
面接でも履歴書に嘘があれば『嘘がばれてしまわないか…』という不安を持ったまま臨むことになりますし、話に整合性を欠くことにもつながります。採用されたとしても、思わぬところで前職の人と繋がり嘘が露見してしまうかもしれません。
履歴書に嘘を書くこと自体は犯罪には問われないようですが、ばれてしまうかもという不安感や、ばれた時に失う信用を考えるととてもリスクが高いため避けた方が良さそうです。

調査会社の信用基準

履歴書や職務経歴書、面談で話したことに偽りがないかを調べるバックグラウンドチェックは、社内の人間が行う場合もあれば、調査会社に任せる場合もあるようです。特に大手の会社であれば採用候補も多くなり、社員の本業がおろそかになってしまうことも危惧されるうえ、調査に慣れた調査員の方が短時間で効率よく情報を集められるとも考えられます。
採用時のバックグラウンドチェックを請け負う調査会社は多数あり、依頼する際にはまず調査会社を選ぶ必要があります。個人情報を扱ううえ、会社の将来を担う可能性もある人材の調査ですから、調査会社選びには慎重を期さなければなりません。
ただ、調査会社が信用基準ごとに分けられたランキング表がある訳ではなく、何をもって選べば良いか分かりにくいものです。そんな時には付き合いのある会社の中で、バックグラウンドチェックをしている会社を探し、調査会社を紹介してもらうのも一つの方法です。
紹介であれば、調査会社も何らかヘマをしてしまったり、不正があった場合には2社の取引を失うことにもなりかねないため、キッチリとした調査を行ってくれると期待できそうです。調査費用が安くコストが抑えられるから、という基準だけで選ぶのは避けた方が良さそうです。
毎年調査会社を変えてしまうより、信用できる調査会社に何年も続けて調査を依頼した方が、同じ基準で採用候補者を比べることができるので会社にとってもメリットがあると言えそうです。

退職理由のいろいろ

会社を退職する理由としては、サービス残業を強制されるなど労働環境に問題があった、上司と性格が合わず異動の望みもない、仕事内容や待遇に不満があるなど人によって様々な理由があります。家族の転勤や出産、介護なども理由として考えられます。
中には、会社が業績不振でリストラされたという人や、会社そのものが倒産して職を失ってしまったという人もいるでしょう。
履歴書や職務経歴書には自分の都合で退職したときは「一身上の都合により」、会社のリストラなどの場合には「会社都合により」と退職を記入する時に言葉を添えるのが通例です。
ですが、面談の時には「前職を退職された理由はなぜですか?」という質問は必ずと言って良いほど聞かれると思っておいたほうが良いでしょう。何らかの不満があったために退職を選んだ人が多いでしょうから、不満を口にしたいところですが、状況を完結に説明し、それらを糧にこれからの前向きな姿勢とセットにして退職理由を話すことがお勧めです。
不満を並べ自己弁護が過ぎると『この人を採用しても、今度は我が社に不満を持ちそうだ』との印象を与えてしまいかねません。
また、採用時にリファレンスチェックといって前職の上司や同僚に職務態度や仕事ぶりをヒアリングする調査が行われることがあります。本音での退職理由は何であれ、次の就職へのステップと考え、きちんと引き継ぎを行うなど穏便に退職手続きを行うことが大切だと言えるでしょう。

面接時の失敗談や成功談

「面接が得意!」と言い切れる人はあまり多くなく、就職活動をしたことのある人なら面接時の失敗談はひとつやふたつあることでしょう。緊張しがちな性格を急になんとかすることはできませんが、自分や人の失敗談を知り、次の活動の際のリスクを減らすことは大切です。
面説の時間をきちんと守ることは言わずもがなですが、あまりに早く着き過ぎるのも相手に迷惑をかけることになってしまいます。30分程前に面接の場所を確認したら、近くのトイレや喫茶店などで身だしなみをチェックしたり、会社の情報や自分の履歴書や職務経歴書の内容について最終確認をする余裕があるのが理想的です。
「スマホのアプリで場所は分かるはず」と思っていても、案外近くまで来て迷ってしまうこともあるものです。気持ちの焦りから着信音を切り忘れるなど初歩的なミスも考えられます。
面接では質問された意図を汲み取り、なるべく聞き手に分かりやすいよう簡潔に答えることが求められます。熱い気持ちを伝えることも大切ですが、自分の長所についてアピールしたいあまり長々と喋り続けてしまっては逆効果になり兼ねません。
また、面接の相手だけに態度をきちんとすれば良いだけではありません。受付やお茶を出してくれた人にも丁寧に対応することが大切です。面接の相手には高評価でも「さっきの人、受付でとても感じが悪かったです」との一言で不採用になってしまうかもしれません。逆に、「さっきの人、とても感じが良かったですね」と後押ししてくれるような対応を心掛けた方が良さそうです。

履歴書と職務経歴書を書くときのポイント

履歴書や職務経歴書は手書きが当たり前とされていた時期もありました。ワープロなどが普及していても、1枚1枚丁寧に書かれた自筆の履歴書や職務経歴書の方が提出先に礼を尽くしている(と受け取られやすい)、人柄をくみ取ってもらいやすい等がその理由でした。
けれど最近ではパソコンで作成した方が受け取った方も読みやすい、レイアウトの仕方、余白の取り方などで書類作成のセンスなどを見ることができるとパソコンで作成されたものを歓迎する会社もあるようです。
もちろん字に自信のある方はアピールを兼ねて自筆で書くのもよいでしょう。ですが、履歴書は自筆で書き、職務経歴書はパソコンで作成して両方できることをアピールするのがお勧めです。
パソコンで作成すれば間違いがあっても簡単に提出できますし、複数の会社に提出する際にもプリントアウトする数を増やすだけと手間もかかりません。一字間違えただけでも修正液を使わず、丸々一枚書き直すのは時間も手間もかかりますから、手書きによるアピールと時間と手間を天秤にかけ、また提出する会社によってどちらかを選べば良いでしょう。
職務経歴書は下書きとして詳しい職歴や仕事内容、実績、社内や社外での受賞歴などを一旦すべて書き出し、応募する会社が求めている人材としてアピールできるものを取捨選択することがポイントです。
特に転職歴が数回ある場合には、全てにおいて詳しく書き過ぎると内容がぼやけてしまい、つかみどころのない職務経歴書になってしまう可能性がありますから注意が必要です。

バックグラウンドチェックの必要性

例えばベビーシッターを雇う時、自宅に招き入れて大事な我が子を託す訳ですから、ベビーシッターの経歴や犯罪歴などは誰もがチェックしたいと思うのではないでしょうか?見知らぬ他人が雇用主不在の家の中で「金目のものを盗るのでは…」「子供を虐待するのでは…」と疑い出せばきりがありません。かと言って、自分と共通の知人がいる人を雇い、家の中の個人的な情報を色々と知られることにも抵抗があるでしょう。
日本ではあまりベビーシッターは普及しているとは言えませんが、アメリカなどベビーシッターが広く使われているところでは雇う際にバックグラウンドチェックが行われているそうで、民間の調査会社もたくさんあるようです。このチェックだけで全てのリスクが回避できる訳ではありませんが、なるべくリスクを減らすための手段だと言えるでしょう。
これと同じように、会社においても社内は情報の宝庫であり、社外に持ち出せばお金になる可能性のある資料なども社員となってしまえば簡単に持ち出せるかもしれません。借金で困っていて正常な判断ができない状況の人であれば、不正に手を染める恐れも考えられます。
バックグラウンドチェックは通常民間の調査会社に委託して行われることが多く、調査費用などコストがかかります。ある程度のコストはかかるものの、そのおかげで軽減できるリスクと天秤にかけたとき、リスクの軽減に価値を見いだせるとした際には、バックグラウンドチェックの必要性があると言えるのではないでしょうか。

バックグラウンドチェックは誰でもできる?

会社での採用時におけるバックグラウンドチェックは大抵の場合、外部の専門の調査会社に委託して行われるそうです。グループ会社の中に調査を担う会社を抱えている場合もあるようです。委託するということはある程度費用がかかるということですから、社内の人間が調べることができればコストの軽減も期待することができます。
ただ、調査会社に委託した場には、前の職場(もしくは現職場)での勤務態度、職務能力、評判、退職理由、学歴や職歴についての詐称がないかなどが基本的にチェックされます。これを調査の素人である社員が行うとなると相当な負担になると想像されます。
バックグラウンドチェックの際に行われるリファレンスチェックについては、社内の人が行う場合もあるようです。これは応募者自身が「前職の上司や同僚の中で話を聞きに行っても良い人」として名前を提出した人に、職務能力や退社理由、人となりなどをヒアリングするものです。通常、2,3人の名前が挙げられ、1人と面談するか全員と面談するかはそのケースによるようです。
バックグラウンドチェックをするために特別な資格が必要という訳ではなく、基本的には誰でもできるものではありますが、調査に慣れていない人が個人情報を調べることで起こるトラブルや、調査の労力に対して得られる情報量、得られた情報の信憑性などを考えると、調査のノウハウを蓄積した専門の調査会社に委託した方が効率が良いと言えそうです。

会社はなぜバックグラウンドチェックを行うのか

会社がバックグラウンドチェックを行うのには、何らか問題のある人を採用してしまうことへのリスク回避という目的が最も大きいと言えるでしょう。人当たりが良く、提出された履歴書や職務経歴書が素晴らしいものであったにも関わらず、いざ就業してみると遅刻や欠勤が多いなど勤務態度が悪かったり、大きな借金があり横領をしたり、お金欲しさに内部情報を外部にリークされてしまっては膨大な不利益を被ることになってしまいます。
また、既に働いている社員たちを守るためとも言えるかもしれません。新人を迎えると引き継ぎや教育などただでさえ仕事が増えるのに、雇った人を解雇することになっては手間が何倍にもなってしまいます。社員たちもバックグラウンドチェックで問題が見つかる人とは積極的に一緒に働きたいとは考えないでしょう。仮にその採用が将来刑事事件に繋がってしまった場合、ノーチェックでの採用では会社側の責任が問われる可能性もあります。
派遣会社の中には「我が社の登録者たちはバックグラウンドチェックをした人ばかりです」という点をアピールして営業する場合もあるようです。正直、「バックグラウンドチェックを承諾しますか?」と聞かれて気分の良い人は少なくないでしょうが、チェック済で問題がないということは大きなアピールポイントになりそうです。
日本よりも犯罪率の高いアメリカでは、バックグラウンドチェックはさらに重視されているようです。それは社内の横領や窃盗などで会社が倒産に追い込まれる危険性が日本よりも高く、よりリスク回避必要があるからだそうです。
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