会社はなぜバックグラウンドチェックを行うのか

会社がバックグラウンドチェックを行うのには、何らか問題のある人を採用してしまうことへのリスク回避という目的が最も大きいと言えるでしょう。人当たりが良く、提出された履歴書や職務経歴書が素晴らしいものであったにも関わらず、いざ就業してみると遅刻や欠勤が多いなど勤務態度が悪かったり、大きな借金があり横領をしたり、お金欲しさに内部情報を外部にリークされてしまっては膨大な不利益を被ることになってしまいます。
また、既に働いている社員たちを守るためとも言えるかもしれません。新人を迎えると引き継ぎや教育などただでさえ仕事が増えるのに、雇った人を解雇することになっては手間が何倍にもなってしまいます。社員たちもバックグラウンドチェックで問題が見つかる人とは積極的に一緒に働きたいとは考えないでしょう。仮にその採用が将来刑事事件に繋がってしまった場合、ノーチェックでの採用では会社側の責任が問われる可能性もあります。
派遣会社の中には「我が社の登録者たちはバックグラウンドチェックをした人ばかりです」という点をアピールして営業する場合もあるようです。正直、「バックグラウンドチェックを承諾しますか?」と聞かれて気分の良い人は少なくないでしょうが、チェック済で問題がないということは大きなアピールポイントになりそうです。
日本よりも犯罪率の高いアメリカでは、バックグラウンドチェックはさらに重視されているようです。それは社内の横領や窃盗などで会社が倒産に追い込まれる危険性が日本よりも高く、よりリスク回避必要があるからだそうです。
https://background-check.tokyo/