バックグラウンドチェックは誰でもできる?

会社での採用時におけるバックグラウンドチェックは大抵の場合、外部の専門の調査会社に委託して行われるそうです。グループ会社の中に調査を担う会社を抱えている場合もあるようです。委託するということはある程度費用がかかるということですから、社内の人間が調べることができればコストの軽減も期待することができます。
ただ、調査会社に委託した場には、前の職場(もしくは現職場)での勤務態度、職務能力、評判、退職理由、学歴や職歴についての詐称がないかなどが基本的にチェックされます。これを調査の素人である社員が行うとなると相当な負担になると想像されます。
バックグラウンドチェックの際に行われるリファレンスチェックについては、社内の人が行う場合もあるようです。これは応募者自身が「前職の上司や同僚の中で話を聞きに行っても良い人」として名前を提出した人に、職務能力や退社理由、人となりなどをヒアリングするものです。通常、2,3人の名前が挙げられ、1人と面談するか全員と面談するかはそのケースによるようです。
バックグラウンドチェックをするために特別な資格が必要という訳ではなく、基本的には誰でもできるものではありますが、調査に慣れていない人が個人情報を調べることで起こるトラブルや、調査の労力に対して得られる情報量、得られた情報の信憑性などを考えると、調査のノウハウを蓄積した専門の調査会社に委託した方が効率が良いと言えそうです。