退職理由のいろいろ

会社を退職する理由としては、サービス残業を強制されるなど労働環境に問題があった、上司と性格が合わず異動の望みもない、仕事内容や待遇に不満があるなど人によって様々な理由があります。家族の転勤や出産、介護なども理由として考えられます。
中には、会社が業績不振でリストラされたという人や、会社そのものが倒産して職を失ってしまったという人もいるでしょう。
履歴書や職務経歴書には自分の都合で退職したときは「一身上の都合により」、会社のリストラなどの場合には「会社都合により」と退職を記入する時に言葉を添えるのが通例です。
ですが、面談の時には「前職を退職された理由はなぜですか?」という質問は必ずと言って良いほど聞かれると思っておいたほうが良いでしょう。何らかの不満があったために退職を選んだ人が多いでしょうから、不満を口にしたいところですが、状況を完結に説明し、それらを糧にこれからの前向きな姿勢とセットにして退職理由を話すことがお勧めです。
不満を並べ自己弁護が過ぎると『この人を採用しても、今度は我が社に不満を持ちそうだ』との印象を与えてしまいかねません。
また、採用時にリファレンスチェックといって前職の上司や同僚に職務態度や仕事ぶりをヒアリングする調査が行われることがあります。本音での退職理由は何であれ、次の就職へのステップと考え、きちんと引き継ぎを行うなど穏便に退職手続きを行うことが大切だと言えるでしょう。